Tankograd[TG-F9001]西ベルリンの英軍駐留部隊 【再販】

●名著の待望再版
●冷戦期の英軍駐留部隊を詳説
●64ページ、カラー/モノクロ、英/独語完全併記

冷戦期「赤い海（共産主義諸国）に浮かぶ自由の島」として資本主義国のショーウィンドウの役割を果たした西ベルリンには、NATO軍各国の部隊が駐留し、その装備と練度を誇示することで抑止力の一翼を担っていました。中でも英軍は、歩兵旅団と称しながらも完全機械化された機甲部隊を編成して駐留していました。いざ戦いとなれば完全に市街戦になるため、戦術研究はもちろん、実用的な都市迷彩の開発に余念がありませんでした。
本書では1983-94の同部隊を、本書でしか見られない鮮明な写真の数々で解説する唯一のモノグラフで、独特の都市迷彩はモデラー心をくすぐります。
本書の発刊当時、掲載車両の殆どはレジンキットでしか手に入りませんでしたが、現在ではタコムからFV432やチーフテンMk.10が発売されており、手軽にこの迷彩を楽しむことができるようになりました。まさに満を持しての再版と言えるでしょう。
モデラーのために、巻末に正確に考証された塗装5面図が付属します。左右非対称迷彩なのでこの配慮は有難いところです。